シール印刷とはステッカーやラベルとの違い

シール印刷は主に屋内向けに用いられるもので、屋外向けのステッカー、業務用途のラベルと使い分けられます。ステッカーは雨風に当たる場所でも使用することから、粘着力がシール印刷よりも強めで、耐候性などの紫外線に強い加工が行われることが多いです。一方、ラベルはシール同様に屋内向けですが、業務用途で大量に使うことを想定しているので、単価が抑えられている傾向です。また表現力よりも生産性が重要ですから、コストを抑えた単色印刷だったりロール状で納品されるケースが少なくないです。

シール印刷はカラー印刷可能で、写真も色鮮やかに表現できることから、単色でモノクロのラベルとは似ているようで異なります。シール印刷は商品のパッケージや、ノベルティなどに用いるのに適しており、100枚単位で提供されていることが珍しくないです。屋外用途は想定されていないので、屋外で使用すると雨に濡れてふやけてしまったり、紫外線を受けて退色する恐れがあります。ただ、中には耐候性を持たせた印刷も存在しますから、屋外でも使用できないわけではないです。

上質紙は手触りが良くて素材の良さが伝わるものの、コピー用紙のようで発色に乏しいので、一般的にはアート紙のような発色しやすい素材が用いられます。シール印刷には光沢とツヤを併せ持つコート紙、水に強くて破れにくいユポ紙も選択できますから、仕上がりの良さや耐久性が求められる用途ではこれらの素材が人気です。

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